「医療系翻訳タイムズ」として、皆様にご愛顧いただいている弊社メールマガジンが、
「連想式医薬英単語」という内容で装いも新たに新登場いたします。
弊社は、10年余にわたって、医薬医療系英語の養成講座を運営してまいりましたが、その間、常に気になっていたのは、似たような用語の区別が曖昧であったり、文章の内容によって使い分けなければならない用語の選択が不適切であったり、などのケースが非常に多い、ということでした。
そうしたミスをできるだけ防ぐ方法として、「連想式」というアイディアを思いついた次第です。
例えば、概念的な例を挙げるなら、内臓脂肪と、女性ホルモンの代表格エストラジオールと認知機能の
3者は、それぞれ、関連し合っています。
つまり、「内臓脂肪」という用語を見たら、「エストラジオール」「認知機能」と連想が広がっていく、という感覚を養っていくためのコラムということになります。
あるいは、言語学的な観点から例示するなら、
infectionからinflammationを連想し、その違いを確認したり
TTP(Time to Progression)「増悪期間」から
などの腫瘍評価に基づく指標を連想したり、など、連想の感覚を養っていくことで、語彙を豊富にし、
翻訳に際して、より的確な用語を選択できる能力を育てていく、ということを、
当コラムは目的としています。
これまでの「医療系翻訳タイムズ」の進化形として、「連想式医薬英単語」を愉しんで頂ければ
幸いに存じます。